2014年1月12日日曜日
Planar 1,8/50 Rollei-HFT 1191600 Made by Rollei
Rolleiの一眼レフSLシリーズのQBMマウント用の標準レンズ。プラナーと銘が付いてるけど、カールツァイスとは書いて無く、Made by RolleiとRollei製を強調してある。HFTと書かれる以前の初期型のレンズにはカールツァイスと書かれた銘板も見た事があるので、元はツァイスが作り、製造権を買い取ってMade by Rolleiで作る。ローライお得意の方策のようだ。
この辺りの時代のレンズは一般的に50/1.4だと6群7枚で、50/1.8クラスは5群6枚が多い。京セラ・コンタックスのプラナー50/1.7が小口径でも7枚だと言う。枚数が多ければ良く写ると言う物でもないだろうけど、贅沢品には違いあるまい。つい最近発表されたシグマの新しい50/1.4に到っては13枚とか聞いてビックリ。ガウスタイプじゃ無いらしいし、シグマは薄いレンズを沢山使う傾向がある。光学設計の事は良く判らないので良し悪しは知らないが、ペラペラしたガラスが沢山より、塊ガラスがドンっと入ってる方が嬉しいかも。(話が脱線した)HFTプラナー50/1.8は計ると200g越えててチョット重いのだけど、さて何枚レンズなんだろう?
このレンズはフィルム時代から大変良く写る印象を持っていて、信頼を置いているレンズの一本。しかし、コンタックスG用のGプラナー45/2のショックから、テストするのを少々ビビリ気味だ。良いと思ってるレンズがPlanar 45/2と比較してどの程度の結果を示すのか興味深くもあり、怖くもあり、知りたいような、知りたく無いような・・・・
開放 - α7、JPEG (2016.7.18追記)
135判SLR用の中では優秀な開放での描写。ボケもクセが少ない。遠景から近景まで、どの距離でも破綻がない。(2016.7.18追記)
F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
α7による実写では、フィルム時代の好印象そのままに非常に良く写った。EVFを覗きながら少し安心。
F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
知らない人とカメラとスマホで正面から打ち合い。
F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
Gプラナー45/2の方がコントラストが高いと言うかガッシリ写る感じ、HFTプラナー50/1.8は繊細で線が細く上品。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F4 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
開放付近の写真が無いのは、開放の写りが悪いからでは無く、開放でコレって言う写真が撮れて無いから。開放から十分良く写るし、F2.8で完全に実用になる点では実使用上ではGプラナーと遜色無い。ちょっと負けてる気はするけど。
過去の印象通りの良く写るレンズの実感を持って、いよいよ恐怖の定点テストに挑む・・・・いざ。
F1.8 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
F1.8 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
F1.8 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
定点の結果は素晴らしい!(今時と比べちゃ駄目よ)Gプラナーには若干負けてる感じだけど、かなり善戦。今までテストした一眼レフ用の中では断トツに良い。開放だって、Gプラナーより口径が大きい事を思えば立派。実写の印象通りF2.8から完全に実用になる写り。全体的良いけれど、F5.6辺りまでは、画面の短辺に内接する円の内と外で画質の差が結構大きい。しかし、総じてフレアーも無く抜けが良い。周辺光量はHFTプラナー50/1.8は陰り少なく優秀。
Gプラナー45/2は1994年の発売だ。原型が1970年のHFTプラナー50/1.8も頑張ってる。時代の差を思えば、一眼レフ用の標準だって頑張れば頑張れそうだな。。。ちょっと安心、と言うか安堵だ。
2015.4.16 ボケテスト画像を追加。
F1.8 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
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