2014年1月2日木曜日
Super-Takumar 1:1.4/50 2145075 Asahi Opt. Co. Lens made in Japan
店の屋号「tokinon 50/1,4」は僕の名前のtokitaroをレンズ風にtokinonとし、好きな標準レンズの50/1.4とした物だ。1,4をコンマでは無くカンマとしてあるのはドイツ式に倣っただけで深い意味は無い。僕に取っての標準レンズたるスペックは50/1.4。その一眼レフ用の標準レンズとして初めて50/1.4を実現したのが旭光学ペンタックスのSuper-Takumar50/1.4らしい。そうアッチコッチに書いてあるし、伝え聞きもするので、これは間違いなさそうだ。店の名前のスペックの原器なんだから、是非とも持って居たいところだけど、残念ながらこのSuper-Takumar50/1.4は原器とは別物。初期型が6群8枚で、これは改良型の6群7枚になっている。あれ?店の名刺とかに刷ってる構成図は6群7枚だから、やっぱりこれが原器か?いや待て待て、50/1.4はSuper-Takumar50/1.4が最初らしいけど、6群7枚の50/1.4の最初のレンズはSuper-Takumar50/1.4なのか?今度誰かに教えて貰おう。
最初否かとは別に6群7枚のSuper-Takumar50/1.4は放射線レンズとして有名。線量計を近づけるとガリガリガリガリと盛大に鳴る。あんまり気持ちよく無いが、大丈夫って言われてるから信じるよ。ガリガリが6群7枚の証なのでバラして検証してないけど、他に言われる特徴と合わせて、6群7枚に間違いないと思う。伝え聞くのと微妙に重さが違ったり、絞り環にF2が「・」になってるとか言われるけど成って無かったり。必ずしも世の中で言われてる検証ポイントと完全一致しないけど、まぁ、6群7枚に間違いない。多分・・・
ペンタックスは系譜だって調べようとすると、さっぱり系譜が判らない位に、シリアルとかも結構、適当イイ加減らしいから、真剣に悩まない方がいい。
開放 - α7、JPEG (2016.7.18追記)
モヤっとはしてるが、同時代のF1.4クラスと比べれる上等な方だと思う。特に背景ボケは同時代のレンズ中ではクセが少ない。 (2016.7.18追記)
F5.6位 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
60年代モダン家具のようでイケてるスカパーの秘密基地。電蓄にも見える。あ?電蓄は今は死語かな?
この写真と2枚目はA/M切替レバーを中途半端な位置にセットしてしまい、F11のつもりがF5.6チョイになってしまった。もうちょい絞った方がカッチリ来るのだけど、F5.6まで絞れば実用上は問題無い。
F5.6位 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
運河の周りは秘密基地だらけだ。この基地もカッコイイ。
フィルムで撮ると救いの無い程に黄変してるレンズだけど、デジで撮るとどうにでもなる。こんなにクリアーなSuper-Takumar50/1.4の写りは僕自身初体験。どんより濁った写りしか知らなかったからチョイ嬉しい。
F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
木蓮???木蓮だよね?違うかな?草木疎いです。前を歩いてた人がネオデジ系で撮ってたのを真似てみた。しかし、悲しいかな最短0.45m、寄れません。仕方無いからトリミングしたけど、それでも馴れない事してもイマイチの出来。。。草花撮影難しい。最短域の撮影って体の揺れないように息止めて、体硬直させて苦行の辛さだ。
F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
画面の真ん中にフレアともゴーストとも言えない得体の知れない何かが出てる。ピンが甘いのはレンズのせいでは無く、ちょっと外したっぽい。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
これくらいモロに逆光入ればそりゃゴーストも出る。むしろモロにしては良い位かも。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F4 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F1,4 - F2 - F2,8 - F4 - F5,6 - F8 - F11 - F16
F1,4 - F2 - F2,8 - F4 - F5,6 - F8 - F11 - F16
F1,4 - F2 - F2,8 - F4 - F5,6 - F8 - F11 - F16
テストとは直接関係ないが、AWBで遠景風景で濁って黄色い写りのレンズが、空を入れない近景だとニュートラルになる。AWBって答えの無い答えを出すような物だけど、興味深い。自動画像解析で空が写ってると判断するとデーライト決め打ちするのかな?確かにニュートラルなレンズなら、その方が確実だ。
どんより濁ったデーターもPhotoShopの自動補正一発でこうなるので、もしテストデータをプリントする場合はお勧めします。
定点撮影の開放はイメージサークル足りて無いと感じる位に周辺がバッサリと落ちる。大概は徐々に繋がって落ちてく感じだけど、Super-Takumar50/1.4は最後の四隅で粗消失。像もトロけて行方不明。一段絞ると光量は復活してくるが、像は未だに行方不明だ。このレンズも普通は使われない位の四隅は捨ててるようだ。
ボケテストの方が、スナップ撮影の写り方は分かり易い。繰り出してるのもあるかも知れ無いが、開放であれだけ落ちる周辺光量も案外大丈夫。
黄色く無かったとすれば、当時これ買った人は十分幸せになれたレンズだと想像する。
2015.4.15、ボケテスト画像を追加。
F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
フォーカスの前後のカラーフリンジが少々鬱陶しい。渦巻き傾向ありの古典的なSLR用大口径標準レンズのボケ描写。
0 件のコメント:
コメントを投稿