2016年8月28日日曜日

KONICA HEXANON AR 50mm F1.7 LENS MADE IN JAPAN 55Φ (7530164)



ARマウント用のヘキサノン50/1.7です。絞り環のオートポジションがAE刻印のARヘキサノンは57mmや52mmだったコニカの標準が、T3の時代になって50mmになったシリーズ。以前より重厚ではなくなったが造りは良い。



α7につけるとこんな感じ。うーん、カッコイイねぇ。主役はレンズです。

語る事思いつかないので、淡々と事を進めて行きましょう。


開放 - α7、JPEG

お猿さん。なかなか御上品。少し低コントラストな柔らかさの中で線は綺麗。ボケは少し過剰補正の時代的に一般的なタイプ。ボケにも場所によっての大きな形状の違いも無く、キチンと組み立てられてる印象。湾曲も上等。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞るとホワホワが取れて、大変スッキリ綺麗。ガッチリではなくスッキリ上品。このタイプの描写のレンズはRaw現像向き。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞って遠景の描写は本当にいい。倍率色収差、湾曲、どちらも優秀なので、Raw現像時の収差のケアも殆ど必要ない。コントラストを適度に高めるだけでグンと良くなる。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放では中心からフワっとフレアのヴェールを被ってる。ヴェールの中の像は溶けてないので、微妙なソフトフォーカスレンズの様な描写。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

倍率色収差は少ないが、光源ボケにはグリーンのカラーフリンジが乗る。Raw現像時にケアした。開放でも光が硬ければ、元から解像してるので中々にシャープに写る。



F1.7 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

開放は中心部からフレアっぽい。F2の指標が無く、F1.7のつぎはF2.8となる。F2.8でフレアはかなり解消。F5.6では四隅以外は良像範囲となる。F8とF11は殆ど変らない。手前のビルのタイルの質感も良く描写してる。



F1.7 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

カブのボケテストの距離だと、さほどカラーフリンジも目立たない。同様にパープルフリンジも少ない。柔らかいながらもピントはシッカリある。像が流れずに大変端整に写る。

フィルムで使ってた記憶でも綺麗に写ってた記憶だが、カラー撮影だとコントラストがコントロール出来るデジタルでの使用で、より一層元からもってる解像度が活きる。良い印象は持ってたが、正直予想以上。

白黒フィルムや白黒デジタルでも、良い結果が得られそう。JPEG撮って出しだと、少々低コントラストで大人し過ぎに感じるかも。

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