2018年1月14日日曜日
Rollei SL - Xenon 1,8/50 Schneider - Kreuznach 12167315
ローライの一眼レフ用マウント、QBMマウントの用のシュナイダーブランドの標準レンズ。ローライの中でのシュナイダーの扱いはツァイスの代用品って悲しい扱いなので、このSL-Xenon50/1.8もプラナー50/1.8の代用品的な・・・
個人的にはシュナイダーって名前だけでもう十分。シュって始まったらカッコイイ感じがしてしまうのは、世代的にシュマイザーって音に反応する世代だからでしょうか?そのカッコイイ「シュナイダー」に頭文字「X」のクセノンなんて書いてあったら、無条件にカッコイイので欲しいである。
このレンズの最大の特徴は筒の色です。浅田飴の様な琥珀色の筒。これ色褪せちゃってるんですよ。世に出回ってるこのレンズで出会ったレンズは全て程度は異なりますが色褪せちゃってます。15年以上前に入手した時には、もうすこし黒っぽいブロンズ色程度だったのが、いまじゃドンドン色褪せて茶色になっちゃいました。塗料をケチった結果なのか、なんとも見窄らしいのが悲しいです。でも、銘版の名称はカッコイイ。
開放 - α7、JPEG
普通に平凡に写ります。特に文句もありません。大丈夫だ、OK!シュナイダーって感じです。
開放 - α7、JPEG
色も淡い、コントラストの優しい写りです。(笑)
名前はカッコイイんです。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
解像は良いですが、コントラストが低い。デジは補正出来るので良いですが、リバーサルで撮ったら絶望しそうです。
開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
開放は極々中心は中々解像します。本当にど真ん中の梅干部分だけです。それ以外は解像しない。大きく流れる事は無いので雰囲気作りに好きなタイプな甘さ。何よりも名前カッコイイのでね。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
逆光は弱い。大変弱い。ただでさえ低めのコントラストにフレアが被って薄霧状態。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
もう一息コントラストが上がってくれれば、個人的には不満無く使える描写なんですが、、、抜けとコントラストはイマイチ感強い。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
絞って撮ってもハイライトはハレーション気味。どの場面でも画面全体にフレアー掛かってますが、明るくハイライトのあるシーンは顕著に目立ちます。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
スカっと晴れてるのですけど、今ひとつスカっとしない。よく言えば硬くは決してならない。絶対に硬くはならない・・・
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
目立たないシーンでも全体にフレア被ってるので発色もイマイチです。 カラーのデジタルで絞って使う意味は無いかも・・・・
でも、いいんです。名前がカッコイイのです。
F1.8 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
開放では全体にフレア被ってコントラスト低いです。ど真ん中の解像は良い。F2で中心の抜けがよくなって来ます。もっとも、全体に低いから相対的に抜けが良く見える疑いがあります。それの確認兼ねてF8やF11を見ると、全体に解像していても抜けの悪さを感じます。F2.8やF4は少々物足りません。もうちょい画質向上して欲しい気がします。遠景と撮るならF5.6からが無難。最外周はF16まで絞っても解像しない。ギリギリ四隅は捨ててる様子。総じればコントラストは低く、フレア被ってるけど、絞れば解像はしてるタイプ。
F1.8 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
ボケは開放から強い癖なく大人しい。これらを見ても大きく流れて崩れる癖の強いタイプではなく、絞りを開ければ解像せずにフォーカスを失うタイプなのが判ると思います。強烈な癖玉よりは、個人的には主張が強すぎずに好ましく感じます。ボケのテストですが、絞ってもコントラストがちっとも上がって来ないのが良く判ります。
レンズのコンデションも悪いので、このレンズの本当に実力はわかりませんが、コンデション差し引いて予想しても、QBMマウントの主役にはなれないレンズでしょうね。でも、いいんです。写りも筒も色褪せちゃってますが、シュナイダーでクセノンなのです。カッコイイdesu!!
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