2016年5月6日金曜日
SMC PENTAX-M 1:2 50mm 4774656 ASAHI OPT. Co., JAPAN
PENTAX愛好家が待ち望んだフルフレームDSLR・PENTAX K-1。祝K-1発売って事でKマウントのレンズをご紹介。
SMC PENTAX-M 50/2、、、とうとう出たK-1に50/2かよって怒られそうだ。でも、先日実際に手にして拝見したK-1にはMシリーズが一番似合いそう。写りは別にしてペンタックスの135判用レンズの造りのピークがMシリーズだったと思う。カッチリと小さく濃縮して作られていて、各部動作も気持ちいい。
K-1でなくて申し訳ない・・・
どう?アダプターから後ろをK-1にしたら似合いそうに思えませんか?MシリーズならF1.4でもF1.7でもF2でも、どれでも似合うと思う。F1.7とF2は筒の大きさは同じ位。でも、F2は前玉が一段落ち込んで居て、ルックスは精悍に見える。お勧めします。写りの話はこれからしますが、カッコイイのは大事でしょ。
開放 - α7、JPEG
お猿さん撮る。EVFでの印象は発色が綺麗で、コントラストもあって好印象。前回のKOWA SETR 50/1.9がフレアで写欲削ぐのと違い、「おっ!イケるんでないの」と思わせる。
思わせる、思わせる、思わせる、思わせる・・・
実際詳細にみても、開放でのコントラストは年代思ったら立派で抜けも良くて色も綺麗だ。ボケのクセだって及第点で特別汚い事もない。が、、、アウトフォーカスのエッジにはカラーフリンジががバリバリ盛大に乗ってくる。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
この日は風がビュービュー、1/60で木の揺れが止まらない、更に自分も風で揺れてるっぽい。で、ブレてます。
抜けと発色は無問題。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
これはビシっと撮れた。このレンズの精鋭度は絞っても周辺方向は成り行き。F8なら粗全域に切れては来るが、そこは50/2の廉価版、厳密に見れば甘さが残る。でも、像が少々甘くてもコントラストとカラーが綺麗だと何とか成っちゃう物。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
こういうのも無問題。
開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
遠景を絞って平面的に撮るのは問題無いが、この距離だとアウトフォーカス部にカラーフリンジが乗ってくる。小さいサイズなら気にならないかも知れないが、六切りでバレる。これは現像時にケアしてます。それでも残ってるけど・・・
F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
ここまで寄っちゃえばカラーフリンジもボケの彼方に散ってしまう。薄型の廉価版レンズのポジションだけど、最短撮影距離は45cm。「えらい!!!」と大声で叫ぶ。
F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22
開放の遠景は真ん中以外はドロドロ。F4までは「あ~~~」って感じだ。遠景撮るなら最低でもF5.6には絞った方がいい。実使用では回折嫌ってF8で遠景撮ったが、このレンズはF11まで絞った方が幸せ。
像の解像とは別にコントラト保ってるので、パッと見の見栄えはいい。
F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22
ボケは等倍で見てもらえば判るが、カラーフリンジは盛大。F2.8ではボケの形状や硬さは悪く無いだけに惜しい。プリントで伸ばせば十分に鬱陶しいレベル・・・ 残念。
薦めて置いて、撮影結果は微妙だったけど、あれば安く買えるレンズだと思うので、K-1買った人で昔のMFレンズを体験してみたいって人は如何でしょうかね?似合うと思うよ。
あ、冷静に考えればSMC PENTAX 55/1.8の方が幸せかも知れない・・・
55/1.8もカラーフリンジは出るには出るが、それほど酷くは無いし、精鋭度は圧勝だ。
まとめで全部が崩壊した・・・
でも、M50/2は可愛いの。
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