2015年8月10日月曜日
XR RIKENON 1:1.4 50mm RICOH LENS MADE IN JAPAN 52Φ (103861)
ペンタックスがユニバーサルマウントを目指して仕様公開をしたKマウントに乗っかったのがリコーとチノンとコシナ。勝手に3大セカンドKマウントメーカーと認定しているのだが、3社のKマウント50/1.4を続けて使って行こうと思う。その一本目としてXR RIKENON50/1.4に御登場してもらう。
リコーもチノンもコシナも、国内市場より低価格機の輸出が主なメーカーさんだったので、50/2や50/1.8クラスが多く、Kマウントでは50/1.4は名称違いを同一に数えると、各社一種類づつしか無いのでは無いだろうか?
これらのメーカーの出荷時のカメラにセットされてるレンズもF2やF1.8クラスが多いので、F1.4は出荷本数も極端に少ないと思える。このXR RIKENON 50/1.4も希少とまでは云わないが、中古市場でも見る機会はあまり多くは無いレンズ。
なかなかのルックス。造りは他のトップブランドと比べてもも遜色は無い。精度は知らないけど・・・
RIKENON、COSINON、CHINON、のKマウント50/1.4を入手するまでは、下手すれば3本とも中身は同じなんじゃ無いかと思いもしたが、全て入手してみれば、3本とも全く異なるレンズだったのに感心した記憶がある。昔はセカンドクラスも真面目だったと云えるのかも?
フィルムコンパクトのGRシリーズ以降、大きくブランドイメージの向上を果たしたリコーさん。低価格機のイメージが強かった頃のXR RIKENON 50/1.4の実力拝見。因みに僕の最初に買ったカメラはリコーさんのXR500ってカメラで、XR RIKENON 50/2付きだった。
開放 - α7、JPEG
開放の写りはあまり上等とは云えない。全体にモヤモヤと抜け悪く、ボケも典型的な過剰補正の2線ボケ。年代物なので、ベストコンディションと云えないだろうが、曇ってる様子もキズも無いが盛大にフレアっぽいのであった・・・
唯一、湾曲は優秀。
もう少しマシかと思ってたが、こりゃ楽しそうだ。(笑)
開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
ここの所上等なレンズが続いて居たのを痛感。そうです、50/1.4クラスの開放での写りはこんなもんです。
F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
チョイピントを外した、、、通行人避けて慌てて撮るとこうなる・・・ 実力より若干甘いです。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
ピント外して無くても、絞っても左程キレが良いワケではない。崩れが無くなって均一にはなっては来るが、コントラストもキレもイマイチ。使ってて余り嬉しくは無い。困りはしませんけど・・・
F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
A様に勝手に登場頂く。怒られたら消しますよ。(笑)
白黒にしちゃえば、ボケのカラーフリンジも問題にならないし、ホワホワなフレアっぽさが良いかも。が、如何せん背景ボケが煩すぎ。2線ボケ目立たないような背景選ばないと・・・
F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
遠景は開放では中心だってモヤモヤ。過剰補正レンズらしくF2.8で随分と良くなるが、開放からの比較の話で、絶対的には褒められない感じ。F8まで絞れば、像の均一性は粗改善されるが、解像は上がって来ない。
ボケは開放はリンギングも多い二線ボケ。それよりカラーフリンジが多くて鬱陶しい。F2.8でリンギングやカラーフリンジは低減されるけど、硬いのは硬い。
XR RIKENON 50/1.4褒められない結果になってしまったけど、理屈ではなくXR RIKENONは嫌いじゃない。カメラが欲しくて仕方無い時期に散々カタログで見てたからかも?
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