リコーとチノンのKマウントの50/1.4に続いてコシナのKマウント50/1.4に登場してもらう。前者2本も当時ワザワザレンズ単体で購入しないと入手出来ないレンズだったろうから、市場での数も少なくてソコソコに希少品。コシナの場合は更にワザワザ買う人が少なそう。結果前者2社のKマウント50/1.4より、更にあまり見かけ無い。
手に持った感じでは質感はリコーやチノンに同等。若干安っぽい感じもするけど造りと云うより仕上げの違い程度。
同時代のKマウント50/1.4をざっと比較。
名称
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重量
| フィルター径 | 最短撮影距離 | 絞り枚数 |
SMC Pentax-M50/1.4 |
236g
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Φ49
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0.45m
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8枚
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XR RIKENON 50/1.4 |
260g
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Φ52
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0.45m
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8枚
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AUTO CHINON 50/1.4 |
216g
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Φ49
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0.45m
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8枚
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COSINON-S 50/1.4 |
235g
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Φ49
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0.5m
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8枚
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レギュレーションで決まってるワケでも無いのに、ほぼ一緒。申し合わせでもしたのでしょうかね?時代が時代なら、本企画は「Kマウント大口径標準レンズ徹底比較!!ベストバイを探せ!」って感じの特集になりそう。
開放 - α7、JPEG
開放のお猿さん、予想より悪くない(笑)。ボケは少々ウルサイ。リコー、チノン、コシナで比較して、個人的な主観で判断した、お猿さんの好ましい順は、チノン>コシナ>リコーだな。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
遠景を絞って撮った場合、絞っても線は甘い。鮮鋭に切れては来ない。定点テストでもそれは現れて居て、解像せずにピントが甘い。実用上は問題には成らないが、嬉しくは無いレベル。
F4 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
近景を開け気味で撮ると、解像は悪いけど、汚くないので結構良い。XR RIKENON 50/1.4はこの距離で開けて使うと汚い感じがするが、MC COSINON-S 50/1.4は良くも悪くも甘い。甘美とは云わないよ。
F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22
F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22
定点テストは芳しくない。絞っていっても有る程度までしか切れてこない。絞り切ってもベール被った様な写り。デジなら何とかなるけど、ポジで撮ったら残念だろうなぁ。暴れるかも?
ボケテストは面白い、この距離だと収差変動で大いにアンダーコレクションのようだ。お猿さんの撮影で現れるボケの硬さが消える。画面全部甘いけど・・・
こうしてテスト結果見ると散々な感じだが、実際の撮影ではチョット甘いのを我慢すれば、汚くないのでXR RIKENON 50/1.4よりは嫌じゃ無いかも。デジで使えばって前提ですけどね。
リコー、チノン、コシナのKマウント50/1.4を連続比較してみたワケだが、お猿さんの時と同様にトータルな印象でも、チノン>コシナ>リコーの順番。3本の中ではチノンが抜け出てる印象。さて、そこで次回は御本家のSMC PENTAX-M 50/1.4をやってみようと思う。