アーガスブランドのAuto-Cinter 55/1.7、チノン製でAUTO CHINON 55/1.7のデザイン違い品。Argus CR-1やCR-2、CR-3Eと云った格好悪いカメラの付属レンズ。ピントリングが格好悪いが、このディンプルラバーがCRシリーズの特徴だったりする。
双子レンズのお尻、左がAUTO CHINON、右がAuto-Cinter。
元のAUTO CHINON 55/1.7と比べると、Auto-Cinterの方が実測で10g重かった。反射の色を見る限りは後群のコーティングが異なるようだ、前群は同じに見える。放置して置くと絞りが粘って固着するのも同じ・・・
開放 - α7、JPEG
開放のお猿さん。全体的に「もんやり」。大きく崩れたり、流れたりはせずに、ひたすらに「もんやり」。像が「グズグズ」とならないで、「もんやり」のレンズは絞れば使えるレンズの場合が多い。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
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絞って撮れば不足なく写る。少々ハイライトはフレアっぽいが全体的には良好だ。
F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
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F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
不足無いなら満足かって問われると、「うーん、もう一息。」な印象。なら駄目で嫌なのかと問われれば「特に困る事は無い。」 これで撮ってろと云われれば不自由はしない。
F1.7 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
F1.7 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16
ローコストな普及品としてみれば、十分以上に良く出来てる物だと思う。これに及ばない普及品、もしくはより高級品もある。真面目に作られてる物で、こういった製品が世界で「安くても良く出来てるメイド イン ジャパン」を築いたのでは無かろうか?
良く出来てると言っても、特別に優秀なワケではない。実用上で不満なく十分に写るって意味であり、特別高画質って事はない。遠景はF2.8でも実写での少々甘い印象通りに甘い。実使用でもF5.6以上に絞りたい。それでも、開け気味でも崩れて流れる事は無いので、汚くは成らないし、倍率色収差は良好に補正されている。
ボケは嫌な硬さは無いが、カラーフリンジは少々目立つ。