2014年5月5日月曜日

Carl Zeiss T* Planar 1,4/50 12720782



借物レンズが続きます。今回はContax Nシリーズ用のPlanar 50/1.4。京セラ・コンタックスが巻き返しを狙ってシステムを一新してAF化をはかったNシリーズ。巻き返しと成らずに止めになってしまった感もある。N用レンズの種類も少なく、絞りも電気制御で本当の意味で潰しのきかないレンズだったのだけど。KIPONから絞り制御対応のEマウントアダプターが発売されて、MFだがα7でフルフレーム撮影可能になってしまった。出来る物は取敢えず作ってしまう、大陸の方の腰の軽さは見習いたい。

常連さんのTさんが持っているのを羨ましそうにしてたら、貸して下さった。ありがとうございます。Y/CシステムのPlanar50/1.4と光学設計は同じだと聞くので、一緒にテストしようと思ったのだが、家の中でY/CのPlanar50/1.4が行方不明なのでまた後日。



Y/CのPlanar50/1.4よりずっと大柄でアダプターと一緒につけると85mmみたいな大迫力!exif情報には絞り値だけでなく、レンズの焦点距離まで書きこまれて居た。絞り環は効きません。絞りはボディのダイヤル制御。


開放 - α7、JPEG

今回も借物レンズなので自宅から100m圏内。近所のお猿さん親子に再登場願う。背景ボケをみると「おぉ~プラナーだなぁ。そうそう、こんな感じ」と思うけど、抜けとコントラストが記憶より良く感じるのは新しくてコンディションも違うからかな?もっとも昔の記憶はフィルムの話だしね。



F2 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

Gプラナー45/2と同じく、デジでも色乗りや発色の良さってレンズで違いがあるのが不思議。




F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

F5.6で文句なし。こういう撮影時の樽歪は嫌いなので直してます。悪しからず。デジだと泣き所もケア出来るのがいい。


F5.6 - α7、JPEG撮ったまま。

結構樽なのは昔のままかな?これでも若干改善されてるかも?


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放でもα7のEVFでピントは掴みやすい。EVFでも切れの無いレンズはピント判りにくいのである。




F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

遠景定点は開放からF2.8まではそれなりに甘いしフレアっぽい。特にハイライトはフレアで滲む。F4から格段に良くなってきて、F5.6からは文句ない。開放付近の崩れは汚く無い。年代の割にはフレアっぽいのは意外な感じ。Y/Cと同じ光学系と云うのは本当かも。



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

開放のボケはY/Cを思い出させる。少し絞った描写はY/Cの絞り形状にあったトゲが無いせいかより素直な印象。記憶って当てにならないから、Y/C見つけて比較してみたい。

2 件のコメント:

  1. Y/CのPlanar T*50mm F1.4と同じというだけあって、F/2.8より開けるとフレアがでますね。絞りF/2の描写がPlanar T*50mm F1.7やVoigtländer SEPTON 50mm F2のようにキレキレじゃないとこに惚れ直します。あたしは好きですよ。

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  2. 僕自身、情緒派ではないので、絞っちゃう事多いですが、プラナーのF2での描写は開放多いオーバーシュートの癖が取れて美味しいと思います。
    でも、キレキレの50/1.7の方が好きかもなぁ。

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