2015年9月9日水曜日

AUTO CHINON MULTI-COATED 1:1.4 50mm JAPAN 49Φ (C647991)



前回のRichoと並ぶ?前頭筆頭クラスのCHINON。XR RIKENON 50/1.4に続いてはAUTO CHINON 50/1.4に土俵に上がってもらいましょう。

外観、質感、作動、どれもトップブランドと遜色無い立派な造り。CHINONもRichoと同様にAF一眼レフの時代が来るまで、普及期の一角を立派に担って居たブランド。単なる安物以上の造りはしてます。80年代の一眼レフ用標準レンズの正に標準レベルな造りなんで、語る事が無い。

最終的には独自のAF一眼レフCP-9AFまで到達したけど。。。(遠い眼差し・・・)



銘板やリングの墨入れに4色も使ってる。単にコストだけを考えて居たメーカーでは無い証。

このレンズ、普段はistDsに着けて、当レンズblogのレンズ単体やカメラに装着した写真を撮って居るレンズ。そんなに物撮りに適してる理由があるワケでも無く、手近に転がってたからなんですけどね。最短は45cmと標準的だが、絞りは22まであるのでマニュアルストロボでの物撮りには、それなりに便利。因みに今回はSMC PENTAX 55/1.8での撮影。

ネットオークション等で見かけると、富岡光学製と謳われてたりしますが、さて、どうなんでしょうかねぇ??


開放 - α7、JPEG

何時もの開放のお猿さん。モンヤリしては居るが、それ程悪く無い。前回のXR RIKENON 50/1.4より上等そうな予感。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞っての撮影は無問題。切れも不足無し。XR RIKENON 50/1.4は絞ってもスッキリしない感があったが、AUTO CHINON 50/1.4は澱みがない。個人的にはコレくらいの写りすれば全くストレス感じない。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

F2.8でシッカリ写る。F2.8が信用出来るレンズは良いレンズに分類。(個人的分類)


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放が甘い。どこにも切れはない。まぁ、これはこれでアリなんじゃ無い。

前回のXR RIKENON 50/1.4があまり褒められない写りだったので、AUTO CHINON 50/1.4も似たような結果を覚悟して居たが、良い方向に予想が外れた。お猿さんの撮影で感じた通りに中々良い。手頃な値段で見つけたら拾って置くのも良いかもよ。

画面全体のコントラストはXR RIKENON 50/1.4の方が高い。比べてAUTO CHINON 50/1.4は絞っても全体に薄っすらとフレアっぽくコントラスト低い。しかし、コントラストは低いが像はスッキリしてる。



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22

定点遠景撮影、ボケ撮影、どちらも、どのF値もコントラストは控えめで柔らかい。遠景を見ると実写の印象通りにF2.8で甘さはあるが端整な写りだ。変な崩れを感じない、キチンと組まれ作られてる物に感じた。

2 件のコメント:

  1. CP-9 AFはあれで面白いカメラですけどね。

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    1. 何年か前に実機を触る機会がありました。
      案外まともいAF動作するのに感心しましたよ。
      OM707とは比較するのが失礼なくらいに立派に動いた。(笑)

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