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2021年1月2日土曜日

KONICA HEXANON AR 57mm F1.2 LENS MADE IN JAPAN 7503915 62Φ


コニカのARマウントの標準レンズでは一番の大口径F1.2の57mm F1.2です。この時代の大口径標準レンズは55mmや58mmが多いですが、コニカは57mmです。57mmレンズはSLR用ではコニカ以外にあるのでしょうか?思い当りません。

パッと見ての判る通りに真っ黄色です。スーパータクマー50/1.4(7枚)やEBCフジノン50/1.4(初期型)位に真っ黄色です。アトムレンズな故でしょうか?黒筒はアトムじゃ無いなんて話を聞いた事がある気もするのですが、判りません。裏も取れない事に悩んでも仕方が無いので目の前のレンズと向き合います。(笑)常連さんに放射線測定器を幾つも所有の方がいらっしゃるので、このレンズを持っていって測って貰おうと今書きながら思いました。


アダプターでa7につけたバランスも格好良い。アダプターでミラーレスにつけるとアダプター分長くなるので、SLRに付けて丁度良い大きさのレンズは細長く見えちゃいますが、昔の58mm~55mmのF1.2クラスは太いので格好良く収まります。実測467gの重量級。この時代の焦点距離が長めの大口径標準レンズとしては最短45cmは短いです。


開放 - α7、JPEG

湾曲は大きいですが、それ以外は立派。いや本当にいいです。カラーフリンジが出てません。これはビックリ。

開放 - α7、JPEG

最短開放のフチ子でもビックリ素晴しい!大口径らしい大きなボケ量にピントもあります。これはホントに素晴しい。


F2 - α7、JPEG

F2も載せちゃいましょう。このレンズは軸上色収差が大変良好に補正されていそうです。

撮影してても、データーを現像してても、良いとは感じてましたが、こうして何時もと同じ物を撮った結果みて、良い印象を裏付けます。これはコニカさん素晴しいです。さっきから素晴しい連発です。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

実使用でも素晴しい写り。解像もいいのでシッカリとモアレも出ちゃってます。
ケアし忘れたので後で対策しとこ・・・


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

湾曲は目立つので直してます。
線が綺麗で品のある写り。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

55~58位のレンズは50mm基準だとチョット狭い。窮屈になる時あります。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開けて撮っても色ズレが少ないので上等です。
モデル撮影とかやらないけど、これって美味しい玉なんじゃないでしょうか?
やらんから知らんけど。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

素晴しいと褒めつづけて来たけど、a7で使うと少々問題ありです。非常に逆行に弱い。恐らくボディとアダプター等の条件が重なっての結果ですが隅からフレアが差し込んできます。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

出る時は誤魔化せない程度に出ます。しかも芸術的でもありませんね。ヤンキー兄ちゃんの剃りこみ頭の様に左右の隅から差し込んで来ます。これは結構痛い・・・

フレア出なければ大変優秀なだけに、大きく黄変してしまってるのと併せて残念です。黄変はデジだと修正は出来ますが、Dレンジは損をするのでニュートラルな方が良いです。


F1.2 - F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

a7で風景をオートW/Bで撮るとデーライトから大きくは修正しないので黄変が顕著にでます。なので色は気にしない。

F1.2大口径の開放でも線はシッカリして切れてます。ほんとに優秀です。F1.4はモヤが少し晴れる程度で大差はないです。F2からグッと良くなってF4で隅まで良くなりす。F5.6やF8、最小絞りまでワンダフルです。なんども云いますが本当に良好な遠景描写です。


F1.2 - F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

F1.2やF1.4を見て判るように軸上色収差が大変良く補正されているのかカラーフリンジが目立ちません。遠景で切れも良いのに、どの絞り値でもボケも綺麗です。どうしましょう。ビックリです。このレンズの球面収差図を見てみたくてたまりません。

最近始めた玉紋も見てみましょう。玉紋の説明はSamsung XENON 50/1.4の項を見て下さい。


球面レンズだけの構成なので面白味はありません。←に大きいゴミが1つ。下部に暗く水平線が出てます。これは後玉の部分の枠によりケラレです。


マウント経に対して後玉が大きすぎて、F値伝達ピンのスペースが無いので鉄板でブリッジしてピンを付けてます。このブリッジによる影が玉紋に出てる下の影です。

それにしても良い玉だとは認識してましたが、あらためてデジタル撮影してみて優秀な写りに感心です。真面目な話でコレを今の硝材を使ってリバイバル出来ないのでしょうか、切れのある描写と綺麗なボケを両立した良いレンズです。珍しく褒めすぎです。

あ、でも黄色いのとフレアが・・・・特にフレア・・・

2017年7月24日月曜日

KONICA HEXANON 1:1.4 f=57mm 7312829



絞りのオートポジションがEEの時代の大口径標準レンズ。57mmはF1.2もある。標準レンズの焦点距離で57mmってコニカにしか無いのではないか?他に思いつかない。半端で珍しい数値って何故か嬉しい。



造りはそつなく立派な物です。所有してるのは距離がフィート表示のみ。輸出仕様品かな? 個人輸入で買った物だった気がする。当時のコニカの一眼レフは国内より輸出の方が盛んだったようで、国内の中古市場で探すより、北米で探した方が簡単に見つかったと思う。ebayよりも、あっちこっちの外国の中古カメラ屋さんとメールで遣り取りして日々レンズを漁ってた時代に購入。


開放 - α7、JPEG

開放でのお猿さん、天候が曇ってるを差し引いてもコントラストは低め。全体に滲みを纏っての優しい写り。強いクセは無さそう。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

レンズの写りより写ってるカメラの方が気になる?室内でもハイライトがホンワリと滲んでソフトです。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

遠景の撮影は大変素晴らしい。コントラストこそ高くはないが均一によく解像する。


F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

何時もの習慣で凡その遠景をF11やF8で撮影したが、F5.6でも実用上は無問題。遠景テストを見たらF4から素晴らしい。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

F2.8だと少々甘い。この写真は絞りの選択失敗・・・
開放かF4より絞った方が良かったな。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放で中・近景は中々面白い。強いクセは無いが端整に甘い。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

コントラスト優しく線が細く良く解像する。それはヘキサノンの標準レンズの多くに持ってる僕の印象。今回もフィルムで使ってた印象がデジでも再確認出来た。ヘキサノン好き。

----------- 2017.8.4 追記 -----------

開放 - α7、JPEG

顔メモ君の開放を忘れてた。
描写は中々に強烈だ。!
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F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

開放は凄い。とろとろソフトフォーカスレンズだ。これは使い道がありそう。F2でもまだまだトロトロ。F2.8で中心は随分と良くなるが周辺は甘い。F2.8は中途半端で美味しくない。(笑) F4からガラっと変る。F5.6なら粗文句なし。倍率色収差も良好。



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

ボケテストは古典的な描写ではあるが暴れる事なく綺麗。少々ブルーのカラーフリンジが条件によっては目立つ。

端整で優しい大口径標準レンズとして扱い易い一本なのでは。

2016年8月28日日曜日

KONICA HEXANON AR 50mm F1.7 LENS MADE IN JAPAN 55Φ (7530164)



ARマウント用のヘキサノン50/1.7です。絞り環のオートポジションがAE刻印のARヘキサノンは57mmや52mmだったコニカの標準が、T3の時代になって50mmになったシリーズ。以前より重厚ではなくなったが造りは良い。



α7につけるとこんな感じ。うーん、カッコイイねぇ。主役はレンズです。

語る事思いつかないので、淡々と事を進めて行きましょう。


開放 - α7、JPEG

お猿さん。なかなか御上品。少し低コントラストな柔らかさの中で線は綺麗。ボケは少し過剰補正の時代的に一般的なタイプ。ボケにも場所によっての大きな形状の違いも無く、キチンと組み立てられてる印象。湾曲も上等。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞るとホワホワが取れて、大変スッキリ綺麗。ガッチリではなくスッキリ上品。このタイプの描写のレンズはRaw現像向き。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞って遠景の描写は本当にいい。倍率色収差、湾曲、どちらも優秀なので、Raw現像時の収差のケアも殆ど必要ない。コントラストを適度に高めるだけでグンと良くなる。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放では中心からフワっとフレアのヴェールを被ってる。ヴェールの中の像は溶けてないので、微妙なソフトフォーカスレンズの様な描写。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

倍率色収差は少ないが、光源ボケにはグリーンのカラーフリンジが乗る。Raw現像時にケアした。開放でも光が硬ければ、元から解像してるので中々にシャープに写る。



F1.7 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

開放は中心部からフレアっぽい。F2の指標が無く、F1.7のつぎはF2.8となる。F2.8でフレアはかなり解消。F5.6では四隅以外は良像範囲となる。F8とF11は殆ど変らない。手前のビルのタイルの質感も良く描写してる。



F1.7 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

カブのボケテストの距離だと、さほどカラーフリンジも目立たない。同様にパープルフリンジも少ない。柔らかいながらもピントはシッカリある。像が流れずに大変端整に写る。

フィルムで使ってた記憶でも綺麗に写ってた記憶だが、カラー撮影だとコントラストがコントロール出来るデジタルでの使用で、より一層元からもってる解像度が活きる。良い印象は持ってたが、正直予想以上。

白黒フィルムや白黒デジタルでも、良い結果が得られそう。JPEG撮って出しだと、少々低コントラストで大人し過ぎに感じるかも。

2015年7月22日水曜日

KONICA M-HEXANON LENS 50mm F2 3216626 JAPAN 40.5Φ



Konica HEXAR RFと同時発売されたM-HEXANON 50/2。1999年の世紀末に突然ライカマウント
国産RFカメラが発売されたのは驚いた。



特に高級感も無いけど、安っぽくもない。すごーく普通、割と普通。

前回プラナー50/2ZMを紹介したが、今回も同じくライカMマウントの50/2レンズ。両者のスペックを比較してみると。非常に似通ってる、どちらもシンプルな6枚ガウスタイプでマウントも同じ。目指す所は全く同じでは無いのだろうが、同じ様な頂を目指して作られたのでは無かろうか?

40年、50年前ならメーカー間で製造技術や光学設計に差もあるかも知れないが、作られたのは1999年と2005年で、どちらも日本製。光学設計も枯れて十分理解しての設計だろう。販売価格だって差はあるけど、どちらも十分にコストは掛けられてると思える。

さて?同じ様なレギュレーションで作られた、近代のレンズがどの様に写りの差が認められるか、結構興味深いのである。


開放 - α7、JPEG

先ず断って置くが、M-HEXANON 50/2は良く写るレンズである。定点テストを見ても十分良く写ってるし、実際に使用していても、撮った画像を見ても、良く写ってる。全くもって十分に優秀なレンズ。それを踏まえての話だと理解して下さい。

開放で抜けも良く、ピントもシッカリある。優秀である。湾曲も素晴らしく良く補正されてる。シンプルなガウス型の良さを感じる。プラナー 50/2 ZMと比較すると、ボケが僅かに硬く、パープルフリンジが若干出やすいようだ。抜けは僅かに悪く感じる、僅かにね。

くどいけど、細かく比較すればの話。ご覧の通りM-HEXANON 50/2 は良く写ってます。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞っての描写は優秀。全く問題なし。α7のEVFで覗いて居ても、ピントもシッカリ見やすい。プラナー50/2 ZMと比較すると、僅かに鮮鋭度はプラナーの方が上のように見える。並べて比較すればの話で、単品では差は判らない程度の話。よく撮れる。


F3.5 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放で撮ったら狛犬が歌舞伎の書割か貼り付けたコラージュみたいになってキモチワルイ。

開放でも中心付近のピントはシッカリでる。猫に合わせたピントのキレは素晴らしい。この写真でのボケは少々ウルサイ部類だろう。それよりも画像では現像時にケアしてるので目立たないが、撮ったままだとこの写真ではパープルフリンジが結構目立った。光源ボケにもカラーフリンジが目立つので、軸上色収差は少々大きそうではある。現像していて発色が少し気持ち悪いのは色ズレを像に内包してるからかも知れない。



上の写真の元データ等倍切り出し。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

夕方に開放で遠景を撮った。中心付近はちゃんとピント来る。周辺は微妙に甘いが程度としては優秀である。柔らかくって良い位。この写真でもパープルフリンジは少々目立った。



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

定点撮影は優秀。開放での中心のキレは実写でも実感出来た。周辺減光の傾向や最外周でストンと落ちる解像度など、プラナー50/2 ZMとよく似た画質の傾向である。写りの違いは興味のある人はオリジナルサイズの画像を落として比較してみて欲しい。Webサイズで見ては差は判別出来ないです。

さて、ここからが考えさせられてしまった。

僕は捻くれ者なので、世間で良いとされるブランドの品などは、「本当にそれほどなのか?」って疑って掛かる。有名ブランドの高級品より、安価な製品が性能良かったりすれば痛快だったりするのだ。そういう意味で今回のM-HEXANON 50/2と前回のプラナー50/2 ZMの比較は、「安いM-HEXANONが良かったりしたら面白いな」などと考えていた。。

最初に書いた通り、M-HEXANON 50/2は良く写る立派なレンズです。しかし、今回試した2本では詳細にプラナー50/2 ZMと比較すると僅かに劣るのである。勝らずとも劣らずなら拮抗だが、残念ながら勝らずに劣るのである。

この差は何が原因なのだろうか?製造技術?光学設計?どちらにも明確な差があるとは思えないのである。しかし、僅かではあるが、画に差は明らかにある。区別付かない程度ではない、詳細に見れば区別出来る差がある。

何人かのカメラメーカーさんのエンジニアさんに、この差の原因をどう考えるか聞いてみたら、設計値で明確に差があるとは思わないが、製造時の組み立て精度の差では無いかとの意見を頂いた。

要するにCarl Zeissはシッカリ追い込んで組んで居て、M-HEXANONはそれなりって話。
なるほど、そんな物なのかも知れない。が、そうなると、そんなに大雑把に組んでるのかと少々悲しくなる。

ま、この2本じゃ判らない話です。。。