ラベル F2 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル F2 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年9月21日月曜日

MC ZENITAR-M2s 2/50 ZENIT M46×0,75 (00011507)


格好悪い筒のレンズの王様、MC ZENITAR-M2s 50/2 です。一体どう考えてこんなルックスにしたのか?恐らくはイメージスケッチの段階ではもっとスマートなんだどうけど、製造技術、コスト、などで実現可能な形にして行くうちに最終的に出来上がるとコレになっちゃったのでしょうなぁ。カメラやレンズに限らず、製造技術以上の最先端を狙うと着包みの様なスキンデザインになっちゃうのは古今東西あちこちで散見出来ます。

これの場合はコスト削減のシワ寄せは見た目よりも操作フィーリングに影響大で、フォーカスに滑らかさが全くなくて、微妙なフォーカス合わせが酷くやり難いのが辛い。ルックスはここまでチープで格好悪いと逆にブサ可愛くなって来る。

構造か簡略化されて居るのが幸いして、ロシアレンズに多い個体差が少ない様子に見えます。数本見ましたが大差無いです。ウォッカ飲みながらでも組める。


α7にアダプターで付けると人に見せられません。まるでチ○ポ・・・


Φ46なのでRF用の穴開きフードをネジネジしたら、もっとヤバいです。これじゃ包○チ○ポ・・・

 
開放 - α7、JPEG

 
開放 - α7、JPEG

最短撮影距離は35cmなのは嬉しい。フチ子との距離がグッと近づきますw


F4 - α7、JPEG

おまけのF4

F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

造りも見た目も感触もアレなレンズですが、実は大変シッカリ写ります。F4位までは甘さありますが、F8は文句ないです。フォーカシングがギクシャクするので撮りにくいのが残念。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

見て!ヌケも良くてスッキリシャープ!


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

逆光も見て!


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

見て!黙っていたら、これで撮ったと思わんでしょ。
MC ZENITAR-M2sでのF8ステキ!


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

最近はあり余るロシアレンズの絞りの改造品がオークションで大量に売られてます。これもbokeh LENSとか言って、改造されて売ってます。折角安くてもちゃんと写るレンズなので余り無駄に壊さないで欲しい気持ち。



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

F8最高~と褒めて来ましたが、開放からF4までは、過度な期待はしてはイケません。遠景をシッカリ撮りたいならF5.6から。F4までは像も周辺は甘く周辺光量落ちも大きい。中心部は開放からシャープネスあります。素性の良さを感じます。絞って行くにつれてリニアに良像範囲が広がっていきます。



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

口径食は大きいので開放付近のボケは蹴られて回ります。ボケの質も柔らかいタイプでは無いです。周辺減光とグルグルの合わせ技のトンネル効果は出るので場面によっては面白く使えるでしょう。特記すべきは軸上、倍率ともに色ズレが良好に補正されています。近くを開け気味で撮っても気持ち悪い色が乗りにくいです。遠景での写りを見ても倍率色収差も良好です。撮影したデーターを現像しても気持ち悪さを感じない、スーパー高性能なレンズではありませんが、これは良いレンズです。(写りの話ねw)

2018年12月31日月曜日

NIKKOR-S Auto 1:2 f=5cm Nippon Kogaku Japan No.539718



Nikon F用の標準レンズとして生まれた5cm/F2。ダブルガウスの最前面に弱い凹レンズを配置してある、レトロフォーカスタイプで知られるレンズ。イカレックス用のウルトロン50/1.8も同タイプであるが、ウルトロンほど極端な凹レンズではなく見た目は殆ど平面ガラスに見える。

一眼レフの長いバックフォーカス長に対応する為にガウスのメリットである対象性を崩しての苦肉の策だったのでしょう。硝材の進化と共に消えてしまった構成。興味深いのはその後デジタル時代になってダブルガウスの対象性を崩して性能向上(?)を図ったレンズは前群ではなく後群の対象性を崩してる様子。前者が既存のレンズのバックフォーカス長を伸ばす目的なのに対し、後者は積極的に画質を向上させようとしてるのだと思うのだが、後群のガウスの対象性を崩したレンズは弊害を感じるのです。機会があれば全群と後群でどんな効果、影響があるのか光学の専門家さんに聞いてみたい。



ニッコールは構成的には筒を短く出来るレンズでも、小さいと立派に見えない理由で全長を長く大きくしてるレンズが沢山あると最近教えてもらった。

Sマウントの頃はマチマチだったルックスの意匠がFマウントは初期のレンズから確立されてます。カッコイイか否かは好みの問題でしょうが、一見でニッコールと判るのは秀逸。極最近発売されたミラーレス機のZマウントレンズは、洗練されてスマートだとは感じますが、一見では、どこのメーカーのレンズか判らない様なルックスなのは残念。


開放 - α7、JPEG

60年前の一眼レフ用の50mmレンズを作るのがチャレンジングな時代のレンズだと思うと、開放での描写は立派な物に思えます。中心付近の描写はシッカリしてる。アウトフォーカス部分のボケは硬いが流れは少ない。立派な物です。


開放 - α7、JPEG

最短は60cm。立派に見せる為に筒を長くしてあるなら45cmにして欲しいと感じてしまいますが、年代的に60cmは仕方無い。開放でも溶けずにシッカリと像を描いてるのは、これまた立派に感じます。最短域でもボケはリンギング強く硬い。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

何も起こらずに良く写ります。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

60年前のレンズを感じる描写を期待しても居たのですが、何も問題ないです。
使っていても湾曲も少なくて全くストレス無し。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放で数メートル先を撮っても好い感じ。極端に崩れたり、極端に周辺減光せず、中心はシッカリしつつの程よい甘さ。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

ニコンの山中湖ロッジにお邪魔した時の早朝散歩。ニコンさんにお世話になるので5cm/2で行きました。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

デジならば、いや~カッチリ。フィルムだとコントラスト低くなりそうだけど。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

暗くてF2.8の撮影は結構甘い。中心以外は解像してない。カッチリ撮るなら最低F4、可能ならF5.6まで絞った方が安全。


F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

実使用だと不満無い描写だったが、詳細に見てどうなのか?特に後継であるNIKOOR-H50/2と比べてみたい。

遠景テストの比較した結果を言えば、H50/2は、どの絞り値でも画質が向上してる。歪曲だけはS5cm/2が良好に見えるが、解像に関してはH50/2が一段切れが良い。改良、改善ってされてるのですね。対象性を崩してあるS5cm/2も倍率色収差が良好に補正されてるのは関心した。レトロする弊害は案外ないのかも?

実使用の印象通りF5.6に絞らないと遠景は甘い。周辺減光がF8やF11でもフラットになってる印象が無いのだがどうなんだろ?


F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

ボケはH50/2と比較して明らかに硬い。ガウスの対象性を崩してある弊害が表れてカラーフリンジが目立つかもと想像していたが、残念ながらそれも無い。(残念な事ないけどw)
リンギングが目立つのは過剰補正なのだろうが、それが構成による避けられない物なのか、別要因なのかは判らない。今度専門家に聞いてみます。

60年前のNikon最初の一眼レフ用の標準レンズ。拍子抜けな位ちゃんと写るので安心して買って下さい。と若人へメッセージ。



こうなるとニコンミュージアムに飾ってある試作Fの標準NIKKOR-H 5cm/2が、気になってしょうがない。Fマウントでも無いのでデジタルでの実写は未だニコンでも行って居ないようす。Zマウント機で撮ってみて欲しい。いや、本当は同じα7で同じ定点地点で撮ってみたいなぁ。

2018年10月8日月曜日

Super-Takumar 1:2/55 6183780 Asahi Opt. Co. Lens made in Japan





一般的にはSMC Takumar がPentax ESからの開放測光及び絞り優先オートに対応レンズシリーズって事になってますが、これはSuper-Takumar銘でES対応になってるレンズ。単なるSMC Takumarの銘板違いのワケではなく、筒はSuper-Takumarの物です。この辺りの事情には詳しくないのですが、輸出バージョンなのかも知れません。それとも国内でも売っていたのでしょうか?

コーティングはSuper-Takumar系と同じに見えます。



昔のレンズは小さいです。ミラーレスデジカメが出てきた時にアダプターで昔のSLR用レンズをつけるとアダプターが長くて変などと云われてましたが、最近のミラーレス用のレンズを見るとニョキニョキ長いのが多いので、アダプターで伸びてもさして違和感が無くなって来ました。

55/2は立派?な廉価版製品なのですが、昔の廉価版は全然廉価版じゃありません。美しい指標のカラフルな墨入れ。マニシング加工の筒は小さくても質感上々。冗談ではなく「立派な廉価版」です。


開放 - α7、JPEG

天気が曇りなので条件いいですが、それでも上等な写り。端正に整ってる。お猿さんもクッキリ。55mmって長めで無理が無いのかも?


開放 - α7、JPEG

フチ子の最短付近も描写は甘いが、酷い破綻はありません。ここでも整った印象。実際フィールドで撮影した画をみても素直に整った印象です。この印象って僕がPentaxのレンズに抱いてる印象と合致します。


開放 -α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放でもホワホワにならないのは個人的には使いやすい。アウトフォーカスのエッジにカラーフリンジは皆無ではないが、酷いパープルフリンジが出る事もなく、現像&仕上げがやり易い好いレンズ。

以下、絞ったの続きます。


F8 -α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

うーん、クッキリ端正で抜けもいい。SMCではないけど好い。


F8 -α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

人の後ろ姿は撮らないようにしてるのだけど撮っちゃった。まぁ、撮っちゃうよね。
これもスパっと抜けも色も好い。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 -α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 -α7、RAW>Lightroom>PhotoShop



F8 -α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

定点撮影テストを詳細にみるまで判らないが、実使用だと解像もF8での写りになんら不満無いな。この素直な抜けの良さは、口径がF2と無理が無いだけでなく、55mmの焦点距離が寄与してると感じる。当時の50mmと55mmの設計に大きな壁があった様子が55mmを見て感じる。


F8 -α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

夜景で30秒前後の長時間露光にも使用したが、人工光源にコントラストが破綻する事もなくシッカリ撮れた。廉価版にしちゃ出来すぎなんじゃないの当時のPentaxさん。



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

F2の描写はこれまた感心。中心はキレもあって優秀。で、F2.8でビックリ。内接円クッキリ。凄い。F4、F5.6と絞る度に順調に画質向上。F8で極4隅以外が文句なし。こりゃ実使用で全く不満出ないワケですね。



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

ボケも素敵。パープルフリンジが鬱陶しい事とか全くない。F2のボケ画像見て。綺麗なもんです。

Super-Takumar 55/2が素晴らしいなんて話、聞いた記憶無いよ。悪い話は聞かないし、良く写るとかは聞いてるけど、これシッカリ比較すると素晴らしいよ。廉価版扱いだから評価に若干バイアスが掛かっていたと思えるね。コレは良い。

CanonのEF50/1.8IIを安くて写る神レンズなどと近頃は耳にするけど、あれは安くて普通に写るエライレンズだと思う。でも、これは安いのにスゴーク良く写る正に「神レンズ」だよ。

Canon EF50/1.8IIの同条件テストも掲載してるので比べてみて欲しい。F2.8での描写はSuper-Takumar 55/2が明らかに上。いつも言ってるF4やF5.6から写るのは並。上等な玉はF2.8から写る。Super-Takumar 55/2は上等です。

2018年4月9日月曜日

ГЕЛИОС-44-2 2/58 8209032



21世紀になって、大人気のHelios44。なんか知らない間に「ボケモンスター」なんて称号を与えられて欧州方面でスターになっていた様子。欧米の流行に弱い日本でもソコソコ人気になっちゃってるっぽいのですが、僕の生活圏の人脈には今時の流行に乗ってる人も少なくて、その人気を実感する時は無いですね・・・

ebayでは魔改造されたHelios44が大量に売られていて、絞り形状を変えられたり、銀ピカに化粧直しされちゃったり、愉快な事態になってます。まぁHeliosとIndustarは真面目な話で天文学的生産量がありそうで。シリアルから1982年製、まだまだ冷戦真っ只中、モスクワオリンピック終えて「アメリカ野郎めなめんなよ。」と共産国家の発展のために毎日沢山作られて居たのでしょう。集めて固めたらクフ王のピラミッドを越えるんじゃなかろうか・・・(適当)



筒の質感が日本を含む西側のプラスチックと赴きが違います。うまく表現出来ないけど、なんか違う。以前ebayでロシアからレンズを買ったら底にUSSR刻印入りソ連製のタッパウェアにレンズを詰めて送ってくれたのだが、そのタッパのプラも、なんとも云えない異文明の質感だった。レンズよりタッパがお宝となりました。

脱線過ぎるので進めます。Biotar 58/2を先祖とするって話なので、雑に比較してみたいとも思う。


開放 - α7、JPEG

開放ではフレアっぽくてハレーション気味。ピントは甘い。この条件だとグルグルは判り難いが、森とか行けばグルグルする片鱗は十分現れてる。

Biotar 58/2と背景ボケの感じは似てると云えるかも。


開放 - α7、JPEG

最短域では甘いを通り越してピントは無い。この辺りの描写が最近の立派に写るレンズより喜ばれるのかも知れない。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞って距離置いた撮影には不満はない。
逆光には弱いので、困る事はあるが、そうでなければカッチリ写る。
逆光は「コーティングしてあるのかよ」と思う場面が多々・・・


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

最短域でなければ、開放でもそこそこピントは出た。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop



開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

グルグルした画がなくて申し訳ない・・・

開放での描写は周辺の流れがエフェクト効果となる。開放の活かし方はグルグルやボケボケよりは、こう云う感じの方が好きなんで・・・


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

遠景もシッカリ写る。逆光でなければ・・・



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

以前テストしたBiotar58/2と比較すると、焦点距離も同じ様子で、傾向も似てるので先祖がBiotarなのは間違いなさそう。開放での中心部はこのHelios44-2の方が断然キレがある。周辺が強烈に崩れるのは同じだ。F4までは流れが激しいのもBiotarと同じだが、若干Heliosの方が程度は良い。BiotarがF5.6からグンと良くなったと同様にHeliosもF5.6から十分な描写になってくる。傾向は同じだが、試したBiotarとHeliosの場合では、Heliosの方が描写は良い。当たりって事だろうか。



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

ボケをBiotarと比較すると、どっちがどっちだか判別出来ない。真面目にこれは粗同じですね。Biotarが欲しいと思ってる人は、見た目や作りを気にしなければHeliosでよろしいんじゃないですかね?

総評(笑)!逆光に弱いがビンテージレンズ、クラシックレンズだと思えば、絞った描写はシッカリしてるし立派な物だ。でも、冷静に考えると82年製なんだよね・・・ビンテージじゃねーし。