2017年5月1日月曜日

Carl Zeiss Jena Nr.3472446 Biotar 1:2 f=58mm T



Carl Zeiss Jena Biotarです。昨今eBay等でボケモンスター等と呼ばれて人気らしいロシア製のHelios44系の先祖。



プリセット絞りでTマーク入。2代目に当たるのでしょうか?多くの場合Biotar58/2はガラスに気泡が入ってると聞きますが、これも気泡入ってます。



フィルター径49mmなのでPentax 43/1.9LTDのフードがピッタリマッチ。元々前玉が引っ込んでるタイプで、43/1.9LTDの浅めのフードでも深さタップリ。


開放 - α7、JPEG

お猿さんは普通にモンヤリ。コントラストは年代物なのでコンディション考慮すると判断は出来ない。解像は全体に甘いが。湾曲は大変よく補正されてる。


開放 - α7、JPEG

最短は50cm。黒い招き猫のハイライトのボケの中の流れはコマ収差に因るものかな?場合によっては鬱陶しいそうだ。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞った写りは良く解像し湾曲も少なく大変好印象。コントラストだけは絞ってもパキっとして来ない。やっぱり経年劣化でコンディションが悪いかも知れない。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

昔、カラーポジで撮った時はコントラストが低いのがイマイチ嬉しくなかったが、デジでRAW現像前提だと結構使いやすいかも。定点テストでも判るが、湾曲だけでなく倍率色収差も非常に良く補正されている。

ボケモンスター(僕は知らんけど。)Helios44の先祖って書いて置きながら、延々絞りっぱなしでゴメンナサイ。開けて撮る習慣があまり無いので・・・

Jena Biotar 58 Bokeh sample 辺りでググると作例出てくるので、そちらを参考に(爆)。Helios44やBiotar75/1.5(こっちの方が強烈)の画像も混ざってるので要確認で。


F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

暗くなって来たのでチョイ開けたF5.6。十分上等に写る。コントラスト低いと云うより薄っすらフレア被ってる感じなので、発色は薄め。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

遠近感出したくてF2.8での撮影。周辺はかなり甘く崩れる。このレンズはF4とF5.6を境にガラッと画質が上がる。


F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22

湾曲と倍率色収差はホントに優秀です。開放からF4までは中心部以外はコマ収差で像が強烈に流れる。F5.6で激しかったコマ収差が一気に収まり、全体の画質も大幅に向上。F8、F11は大変結構な写り。コントラストはパキっとは上がりません。


F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22

ボケは、グルグルする片鱗を感じます。開放では過剰補正らしいリンギングあり。近景でもF5.6からシャッキリする。

F5.6を境に性格変るレンズなので、そこを意識して使えば面白く使えそう。

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