プラクチカール50/1.8MCを始めに(7755652)を、続いて(5586661)と(6105181)を紹介してきた。定点テストの結果も実写の結果も芳しく無かった3本の先祖がこれ。正確にはMeyer Oreston 50/1.8が先祖らしい。メイヤーがツァイスイエナと一緒になっちゃった時にペンタコンの標準としてそのまま採用しちゃったようだ。僕はプラクチカール50/1.8はパンカラーの50/1.8が先祖かと思ったが、オレストンが先祖だと教えて頂いた。オレストン50/1.8はそのまま、ペンタコン50/1.8になったらしい。まぁ、話の裏は取れないけど、見た目も確かにソックリだし、間違い無さそうだ。で、そのペンタコン50/1.8の中の、これはエレクトロリックで開放測光用の電気接点が付いてるタイプ。最短撮影距離は33cmとタップリ繰り出せる嬉しい筒だ。
残念な事に所有してる個体は絞りが不調。完全に開放にならない状態だった。構造的には簡単なので、絞りが開放になる用に調節したら、今度はF11弱程度にしか絞れなくった・・・。通常ならこれで問題無いのだけど、このレンズに限っては開放を捨てて、最少絞りを得た方が良かったかも知れないが、後の祭り。
3本あった同タイプのプラクチカール50/1.8MCでは、シリアルが若い方が良かった。若い方が良いと言うより、新しくなれば成るほど、不出来になると言ったほうが良い感じだが、さて、より古いM42時代のペンタコンはどんな出来なのか・・・・
開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
開放で近景を撮った、後ろの像は汚い。
これは紛れもなくプラクチカール50/1.8の先祖だな。
レンズの外見に以上に写りがソックリだ。
F11弱 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F11弱 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
キリキリに絞って撮ればカッチリ写る。この場合の絞るはF5.6程度の話では無く、F11やF16。発色はモノコートのペンタコンでもマルチコートのプラクチカールに負けず劣らずクリアーでニュートラル。と、言うよりモノコートのペンタコンの方が抜けも良くてクリアーな気がする・・・ 気のせいの範疇。
F1,8 - F2,8 - F4 - F5,6 - F8
定点、開放での結果はプラクチカール50/1.8と比べても4本の中で一番良い感じに見える。ど真ん中以外は成り行きなのも同じ。周辺で線がブレた様に別れるのも同じ。この点でもプラクチカール50/1.8と同じ遺伝子なのが伺える。
これもボケ画像は絞りも調子悪いので省いた。まぁ、プラクチカール50/1.8と同じような感じです・・・
2016.1.11 お猿さん追加。
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