借物レンズが続いたが、今回は所有のKマウントの55/1.8。基本的にはSMC Takumar銘やSuper Takumar銘の55/1.8と光学設計は同じと勝手に思ってる。今更語る事が無い位にポピュラーなレンズ、SPやESあたりに御先祖の55/1.8を着けて写真を撮ってた、なんて人も僕の少し先輩には多い。僕はM42よりバヨネットのKマウントの方が馴染みある世代。
ところでフィンガーポイントを考案したのは、どこのメーカーさん?ペンタックスさんかな?ミノルタはMDにはあるけどMCには無い気がする。CanonもNewFDには付いてるけどそれ以前は無いよ。
α7に着けると純正の如く違和感無いな。
この時代のペンタックスのレンズは造りが良くて大好きだ。より小型化をはかったMシリーズまでが造りがいいな。今も昔もペンタックスは標準的なフィルター径は49mmなのだが、Kマウント化した時に立派に見せたかったのか52mmを標準径にした。自身でも血迷ったと思ったらしく、次のMシリーズから49mm標準径に戻して今に至る。
α7用に発売されたSony純正のSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAが結構な価格とレトロなスペックで登場して来たので、買えない僻みで紹介しようと考えたのだが、延び延びになってしまい、すっかり時期を逸した感。
開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
開放だと全体にモンヤリとフレアっぽい。特にハイライトはフレアが滲む。周辺に向かって崩れて行くが、開放でピントの無いレンズでは無く、中心付近はフレアの中で解像していて開放からそれなりにピントはある。
F5.6半 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F2.8に絞るだけで短辺内接円の写りはグッと良くなる。F4、F5.6と絞る度に良像範囲が広がってくる。この写真のピントは僕が若干外したっぽい・・・
F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
F11とかシッカリ絞ると御免なさいって位に良く写る。
F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop
マジに洒落にならん位に写る。逆光でこれだ。
開放 - α7、JPEG
借物でないからお猿さんは撮らないつもりだったけど、前を通ったので撮っといた。
冒頭でも書いたが、僕の数年先輩世代の人に、SMC PENTAX55/1.8の原型のSMC TakumarやSuper Takumarと云ったレンズを使ってた人が結構居る。PENTAXを使って居た人の昔話を聞くと、クルクル廻すネジマウントが面倒臭くさかったとか、NIkonが欲しかった等と云ったりするけど、写りに対する不満は聞かない。恐らく皆、写りには特に不満が無かったのだと思う。僕の場合、標準レンズしか見てないけど、時代を考えると昔のペンタックスは優秀だ。
そんな話を常連さんと店で話したら、ツァイスが初めに接触をはかったのもPENTAXだったと云われた。確かにそうだ。当時の日本メーカーの中で一目置くからコンタクトして来たのは間違いない。
F1.8 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22
F1.8 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22
PENTAXの55/1.8は普通とか凡庸等と評されるのを僕は賛同しない。少なくともKマウントのこれは良く出来たレンズで優秀だよ。
こんにちは。
返信削除確かにMの頃までのPENTAXは、商品性として時代遅れな感じはありましたが、写りや造りで不満の出ることは余り無かったですね。
後年、他社のに手を出す様になって「?」と感じる事が多かった様に思います。
かめ様、お久しぶり。
返信削除秘宝館にようこそ。