2014年5月5日月曜日

CANON LENS 50mm 1:1.4 No.91315 Canon Camera Co, lnc. LENS MADE IN JAPAN



今回も借物レンズ。前回のVOITGTLANDER S NOKTON 50mm F1.5ASPHERICALと同じく、RFレンズを殆ど持ってない私にM様が貸して下さったレンズ。そもそもRFレンズを借りた訳は、Carl Zeiss Planar 2/45 Tを使って見たところあまりに良く写り。一眼レフの標準レンズに対して、RFの標準レンズは、どれもこれも皆良く写るのが当り前なのか気になった。ライカやツァイスみたいに「高級品を謳って無い普通の玉の写りはどうなの?」と思った訳。で、S NOKTON 50/1.5を使ってみた訳だが、意図的に写りをつくってある様子なので参考にならなかった・・・(別の意味で見事なレンズ)。今回のCanon 50/1.4jは正に望んでだレンズだ。さてさてどんな写りなんでしょう。α7に装着してEFVで感じる様子は良く写りそうな感じ・・・

ちょこっと調べるとフィートとメートル表記があるのは後期型らしい。だとするとCanonのRF用の50/1.4の最後のレンズって事になる。発売時期が粗同じのSUPER CANOMATIC LENS R50/1.8と比較すれば、技術レベルの同じ時代でRF用とSLR用での比較にもなるかも。



香港から送料込みで$3.5のL39-Eマウントアダプターで装着したら粗90度傾いた。。。ピントレバー付きでロックが付いてるタイプのレンズはアダプターだと無限がロック位置で合わないので微妙に使いにくかったりする。まぁ、$3.5だしね。


開放 - α7、JPEG

近所のお猿さんの親子を開放で撮る。借物レンズは怖いから自宅から半径100m圏内で済ます。。。

立派な写りだけど、ビックリ腰抜かす事は無い。Planar 45/2みたいに写ったらどうしようかと思ったよ。安堵。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

ハイライトが僅かに滲むけど、全体的には繊細で端正な写り。


F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop だったかな?自信なし。

植木屋さんの凄い仕事。。。恐らく道にはみ出してしまった邪魔な部分をバッサリ切除なんだろうけど、頭かち割ったみたいで・・・こりゃないよ。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

スッキリ切れがあって気持ちいい。いい意味でガチっとした硬さが無い。さらっと切れる。同時代のCanonのSLR用のSUPER CANOMATIC LENS R50/1.8はモッサリと切れが悪い。その辺りが素性の違いなのか?


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞ったら全体に均一にキレて素晴らしい。コントラストや逆光でのフレアは現代のレンズには及ばないけど、これはこれで品のある良い写り。



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22

遠景定点テストをみると、開放は結構甘いし、F8位まではそれなりに収差残ってる。しかし、同時代のSUPER CANOMATIC LENS R50/1.8と比較すれば全然良い。SUPER CANOMATIC LENS R50/1.8は線が太くてゲジゲジして汚い感じだが、こっちは崩れていても全然綺麗だ。ボケも強いクセは無い。

Planar45/2ようにF2.8辺りからバッチリ、ガッチリ写っちゃうワケでは無く、普通に甘くなるのを確認出来た。「あ~良かった。」それでも無理してない素性の良さは十分に感じる。今までテストした古めのSLR用の標準と比べれば、クセの無い端正な写りを確認出来る。SUPER CANOMATIC LENS R50/1.8に限らずニッコール5.8cm/1.4などもクセは強い。この時代をリアルタイムに経験してる人はSLRのレンズに結構ガッカリしたのかも知れないな。その点で初期のSLR用の大口径の中でSuper-Takumar50/1.4って良いレンズだったのだろうな。

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