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2015年6月2日火曜日

LEICA DG SUMMILUX 1:1.4/25 ASPH. Φ46 Panasonic H-X025 (XT1GA001357)



Panasonicが4/3の時にも造ったSUMMILUX 25/1.4をm4/3用でもPanasonicは造った。4/3用のD SUMMILUX 25/1.4は、伝え聞いた噂からすれば、少々首をひねる結果だったが、m4/3用のDG SUMMILUX 25/1.4はどうだろうか?4/3では幾らフォーマットサイズが小さいからと云って、バックフォーカスは長いので、25/1.4は厳しいスペックだと思う。m4/.3の方が無理が無さそうだが、さて結果は如何に?



D SUMMILUX 25/1.4は135判用の大口径広角レンズ並みの大きさだったが、DG SUMMILUX 25/1.4は標準レンズらしい大きさ。Dの510gからDGは196gと重さも半分以下。フォーマットサイズが同じで、この差だから4/3用がどれだけ無理やり頑張ってたかが伺える。



深さもタップリの効果抜群専用八角形フードが付属なのだけど逆付け出来ない。レンズの太さよりフードが細い。僕はつけっ放しなので不便無いが。折角レンズ小さくなったのにカバンへの収納性悪い。ウッカリ間違ったか忘れたかのどっちだろう?まさかの意図的?マジに作った人に聞いてみたい。


開放 - DMC-G3、JPEG

これまた開放からハイコントラストの素晴らしい写り。言う事無しだ。
D SUMMILUX 25/1.4(以下D25/1.4)と比べると、DG SUMMILUX 25/1.4(以下DG25/1.4)の方がボケにカラーフリンジが乗らずに綺麗。レンズの大きさは随分小さくなってるが、周辺減光もDG25/1.4の方が少なく見える。

135フォーマット用の標準より被写界深度が深いので、余計にクッキリ見えるが、それを差し引いても全体の均一性やコントラストは優秀なレンズ。


F2.5 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


F2.5 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


F1.8 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


F2.5 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


F2.2 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


F1.8 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


F1.6 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop

今回は全ての撮影をPモードに任せて撮ったのだが、僕の思い描いている経験上のプログラムラインとDMC-G3のプログラムラインの違いにビックリした。とにかく絞りを開ける。近くを取ると開放やF1.6、中景だってF1.8、遠景でF2.5。F4とかF5.6なんて出てこない。絞りすぎれば回折で画質落ちるし、シャッター早くしてブレを防いで、近景ではコンデジとは違うボケが出るように出来る限り開ける考えなのだろう。フォーマットサイズ小さいから元々被写界深度は深い。F2で135判のF4位の感覚だろう。

消火栓の写真などは、僅かに四隅が崩れてる、もう一段絞ってくれればねぇ。データーみるとF1.8の1/1250sだ。。。

結果、殆ど開放付近の撮影なのだが写りは良い。D25/1.4の時に感じた化粧臭さが無く、妙な違和感の無い写り。

湾曲が遠景だと糸巻きで、近づくと樽になるのはインナーフォーカスならではか・・・



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

遠景定点は開放からコントラストは高いが周辺は、それなりに甘い。それでも、開放から均一でF2.8以上に絞っても画質は変らない印象。回折で甘くなるので、絞らないのは正解なのだろう。消火栓の写真で「もうチョイ絞ってくれれば」と書いたが、この様子だと絞っても変らないかも知れない。あの崩れは距離による画質低下かも?

インナーフォーカスのレンズは撮影距離で画質が変わりやすいとは聞くが、実際の撮影では他のレンズでそれほど感じたりしない。普段殆どインナーフォーカスのレンズを使わないので、僕が知らないだけかも知れないが・・・ 今回は距離による物と思われる画質の変化を結構感じた。

D25/1.4の時に感じた、収差をデジタルで補正してる厚化粧の気持ち悪さは感じない。少々像が甘い部分も厚化粧をしないので、妙な違和感のない写りになった。

普段のα7での撮影結果と比べると、遠景の画質は少々物足らない、フォーマットサイズの限界を感じる。D25/1.4はRAWとJPEGの色収差の差に驚いたが、DG25/1.4は違いは感じなかった。僅かにRAWでみられる倍率色収差がJPEGでもそのまま見られる。キチンとレンズで光学補正をするように心変わりした様だ。

近接時のボケは前ボケにパープルフリンジが目立つ。この辺りもインナーフォーカスなので、距離によって軸上色収差の変動があるのかも知れない?今度専門家に聞いてみたい。

2015年1月26日月曜日

LEICA D SUMMILUX 1:1.4/25 ASPH. Φ62 Panasonic L-X025 (XS1CC01070 R)



4/3用の大口径標準レンズ25/1.4。パナソニックなんだけど、ライカブランドを纏ってて、しかもズミルックス。フィルター径62mm、重量510g、大きさも名前も立派なレンズである。

135判の標準を集めて来たので、4/3判のレンズは収集の対象外なのだけど、いつものM様が貸してくださると仰るので、ありがたくお借りした。135SLR用とは全く異なる光学系の4/3用の25/1.4がどんな物かは非常に興味がある。9群10枚とは贅沢品、フォーマットサイズが小さい4/3とは云え、バックフォーカスは結構長い。25mmで造るのは辛いのではなかろうか?



それにしてもデカイ!アダプター挟むと更にデカイ!これに純正花形フード付けると200/2.8に見えるよ。

まともな4/3ボディは所有してない。パナソニック純正の4/3-m4/3アダプターも一緒に貸して貰えたので、最新ではないけど、そこそこのスペックのDMC-G3を調達した。オリンパスのE-420もあるのだが、E-420のファインダーでは何処にピント合わしたのかサッパリ判らないので却下。だが、E-420が後に役に立ったのであったけど。。。


開放 - DMC-G3、JPEG

このレンズをG3に付けて撮った印象は、最初ちょこっと撮ってG3の背面液晶で確認した時に「おぉ!凄いんじゃないのこのレンズ!」とビックリした。開放でのお猿さんの写りは、その印象通りにコントラストが高くモヤモヤとした所が皆無でクッキリ!25mmだから深度深い事を差し引いても、こりゃ立派な凄い写りである。

が、、、しかい、、、その後使い続けて行くと、次第に「ん?」「うーん?」「んんん~ん?」「あれぇ?」「あ~~~~そうなのねぇ。」っと推移して行くのであった・・・


F5.6 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


開放 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


F5.6 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - DMC-G3、RAW>Lightroom>PhotoShop

RAW現像しての印象だと、開放~F2.8位までは上等だが、それ以上は思ったよりキレが無い。4/3だから回折の影響でF8あたりから怪しくなって来るのは理解してるが、F4やF5.6の写りが腑に落ちない。悪いワケではない、均一性は良いし、像が崩れて流れる事も無い。でも、キレが悪い。このキレの悪さは開放からずっとある。画像としてコントラストは高いのだけど、細部を見るとキレが無いのである。RAW現像から画をケアしながら作って行けば、バレない程度にパキっと画は作れるから写りとしては問題は無いけど、少々納得行かない不思議描写のレンズの印象。


開放 - DMC-G3、JPEG (少々トリミング)

身内のお祝いで珍しく高価な物を食べたが、メインディッシュを撮り損ねた・・・

さて、このレンズ、G3に付けて開放で撮ってJPEG撮った出しだと素晴らしい。素晴らしいの意味はファミリーカメラ的な素晴らしさ。JPEGの画はアドバンスド・コンパクトデジカメな写りだ。G3は記念写真撮ったり、旅の記録を撮ったり、難しい事言わずに撮っとけば完成されたJPEGを残してくれる見事なカメラだと思う。

普段はレンズの事を語って、カメラの事は語らないけど。このレンズはカメラ抜きでは語れないし、カメラ抜きで語るべきレンズでは無いようだ。



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

ボケは25mmって事なので、やっぱりF1.4でも大して大きくはボケない。しかし開放からクセが無く綺麗なボケを得られる。このボケの感じは最近の大抵の単焦点レンズは同様に綺麗な印象を持っている。昔とちがってユーザーが単焦点レンズに対して、綺麗なボケの要求が非常に高いらしく各社とも今は相当意識して設計してる様子。

G3による定点撮影では解放からコントラストも高く、エッジはぬるいが悪くない。F2,F2.8と絞って行くと周辺減光も減りながら少しづつ向上して行くけど、大きくは変らない。もともと開放から周辺減光も少なくて、理想レンズに近い物なのかも知れない。が、なんか変。どの絞り値でも本当の意味でキレが無いのに、ある程度の線の太さを保ったままクッキリなのである。

この状態の画は身に覚えがある。少しピントを外してしまった写真をレタッチで誤魔化した画に近い。



E420_F1.4 - E420_F2 - E420_F2.8 - E420_F4 - E420_F5.6 - E420_F8 - E420_F11 - E420_F16

さて、怪しいのでオリンパスのE-420で撮ってみた。結果はご覧頂ければ判るが、ちょっと標準レンズとしては普通のレベルでは在り得ない程度の倍率色収差が盛大に出てる。

なるほどねぇ。このレンズは色収差は初めっから取る気ないね。画像エンジンとセットで造られてるようだ。今時のレンズは少なからず、その傾向はあるのだろうが、旧システムのマウントを使ってるカメラは今までのレンズでもキチンと写るようにカメラを作るし、レンズだって昔の同じマウントのカメラに付けてある程度は写らなければならない。ニッコールのAF58/1.4Gが、D4sでバッチリで、F6に着けたらボロボロってワケには行かない。しかし、旧システムを引きずってない新マウントのカメラは初めっから画像エンジンとセットで造るのは当然と言えば当然。

最近のデジタル対応の監視や工業用カメラ用のCマウントレンズは、20万画素、200万画素、メガピクセル対応なんて風に、想定解像度に会わせてレンズの高周波特性をコントロールしている。これはケチなんじゃなくて、低画素のセンサーに高解像度のレンズ合わせても弊害しか出ないからだ。サンプリングレートに対して適切なレンズをあてがうのが無駄もないし、サンプリング歪も出難い。D SUMMILUX25/1.4は2007年発売。まだ、m4/3は無いし、パナソニック最初の4/3カメラのL1が発売になった時だ。パナソニックは、もしかすると、高周波特性まで、L1決め打ちで設計しちゃったのかも?特に4/3規格はローパス特性まで規格に入ってるような事を聞いた記憶がある。オリンパスのE-5の時に高画素センサーにローパス特性をあわせたと発表されてる事からも、最初期の500万画素にマッチングされてる事も考えられる。

ターゲット画素数にバッチリ高周波特性合わせて、色収差等を画像エンジンと合わせて設計したレンズなのでは?

別に悪い事では無い。それならそれで構わないけど、このレンズの販売時の希望価格は12万。実売だって大層な値段のレンズだ。画像エンジン有りきで造ってさ。今まで散々苦労して金掛けて取ってきた倍率色収差を無視するなら、もう少しお値段勉強出来たんじゃないんですかねぇ。。。なんて思えちゃうのですけど・・・・

あぁ、、、こう云う事書くからアングラなんだよね。

2014年9月27日土曜日

SUMMICRON-R 1:2/50 LEITZ WETZLAR 2703119



暑さに負けて写真を殆ど撮らなかった夏も過ぎ、食欲の秋、写欲の秋。秘宝館再開の一本は借物のライカRマウント・SUMMICRON-R 50/2。

初期のライカフレックス用と基本的には変わって無いらしい。どこかで間違えて聞き覚えたらしく、勝手に7枚玉だと間違っていた。今回あらためて調べたら6枚構成だった。ライカに疎いのでカムの数え方も調べてみたところ、2カムって事が判明。目方は実測311g、F2なのにズッシリ。。。



スナップロックの専用フードが逆さ付け出来て、専用キャップで素敵に収まる。こう云うのって嬉しい。リアルタイムで新品を大枚叩いて購入した人が、キャップしながらニンマリしてた様子が目に浮かぶ。



せっかくのカッコイイ筒もアダプターでα7に着けると、こんな感じ。。。



開放 - α7、JPEG

久々に再開のお猿の親子。開放F2で非常に良く写る。流石高級舶来品。後ろのボケは硬い。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放からピントも掴みやすく、切れもバッチリ。F2とは云え、開放からこれだけ写る一眼レフ用の標準は多く無い。ボケは2線ボケもあるし、やっぱり硬い。その昔ドイツ人さんには綺麗なボケって概念が無かったらしい。Boke? Was boke? って云ってたであろう時代のレンズ。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

フレアっぽさが無く、コントラストが高いのには感心する。ハイライトが滲まずに、白が諧調保って再現されるのは素晴らしいな。



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16



F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

実使用だと開放でバッチリの印象なレンズだが、無限遠定点テストでも開放からコントラストが高く、中心部は優秀。ここでもフレアっぽさが無い。周辺画質にかんしてはF4までは成り行きで甘いが、F5.6から俄然均一になって来る。

ボケに関してはF2だからボケ量自体が小さい上に、硬いから特別嬉しいレンズではない。多くの一眼レフ用のレンズは少し絞るとボケ量はともかく、ボケが柔らかくなるのだけど、このレンズは硬さはあまり変化ない。ボケ量が減ってくだけな感じだ。