2015年11月5日木曜日

RE GN TOPCOR M 1:1.4 f=50mm TOKYO KOGAKU LENS MEDA IN JAPAN (15701304)



トプコンと聞くと何故かワクワク。皆大好きトプコールである。(皆が好きかは知らんけど・・・) 今回はRE GNトプコール50/1.4。

GN(ガイドナンバー)連動レンズで有名なのがニコンのGNオートニッコール45/2.8と、このGNトプコール50/1.4とGNトプコール50/1.8の三本が思いつく。交換式レンズでフラッシュマチックタイプってこの3本以外にもあるのでしょうか?CanonのEX AutoのCATシステムがフラッシュマチックだから交換式と云えなくもないけど、ちょっと違うな。思いつかないから考えるのを止める。知ってる方は教えて。

若い人にはフラッシュマチックとかチンプンカンプンでしょうけど、文章で説明するのが面倒なので、興味ある方は他のサイト等をご参照下さい。(爆) まだフラッシュに自動調光機能が無かった時代にピントの距離に応じて絞りを合わせてくれる機能って言えばいいかな?概念を理解して現物を見れば簡単な仕組なんですが、文章では面倒くさい。



REトプコールはボディは無骨だけど、レンズはカッコイイ。GN以前のREトプコール58/1.4の方がエングレーブも繊細だったが、RE GN50/1.4も中々の男前。



トプコールと云えば専用フード!!!
うーん、男前だ。25mm用のフードもカッコイイよねぇ。

そうそう、最短撮影距離は40cmと頑張っててエライ。


開放 - α7、JPEG

開放でのお猿さんは、全体にモワンっとしてる。この条件での背景ボケはリンギングと云うよりリングボケに近い。余り見かけないタイプ。カラーフリンジもやや大目。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

お猿さんの条件だと開放はイマイチだが、開放でのスナップは像が流れないので悪くない。モヤモヤは浅い深度と合わさって効果になる。これが像が流れて崩れるレンズは汚くなる。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

F2.8ならモヤモヤは大分晴れてくる。端の花でもピントはソコソコ来るが、ボケは煩い部類なので、これは厳しい条件かな。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞って撮ると線が細くて気持ちいい。マルチコートされてるが、コントラストはソコソコ。柔らかくて線が繊細で、周辺まで像が崩れないので、RAW現像前提だとデジで嬉しいタイプ。

マウントが細いエキザクタマウント、同じ様に後玉が窮屈なHEXANON 52/1.4の時に出た様なゴーストを心配したが、このレンズでは発生しなかった。まぁ、後玉の直径でゴーストが出るワケじゃないから杞憂だった。



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

遠景定点テストの開放をみると、画面全域にモヤモヤだが、モヤの向こうにある像は流れて無い。特に極々中心の像は細く繊細だ。F2.8でコントラストが全体に上がってモヤモヤは晴れてくる。F5.6やF8に絞れば良像範囲は周辺まで来る。画面の端の小さなアンテナも綺麗に描く。倍率色収差も良好。

近景開放付近のボケは綺麗な方では無い。モッサリした太いリンギングが乗る。F2.8まで絞ればリングボケっぽいクセも取れてくる。

例として近くを開け気味で撮ったりもしてるが、普段はあまり近くを撮らない。そんな僕には使い易い良く写るレンズだ。崩れない綺麗な線はRAW現像していても嬉しいし楽しい。それよりも見た目も造りもカッコイイ、お気に入りのレンズのテスト結果が上々なのは、とっても上機嫌だ。

2015年10月17日土曜日

SMC PENTAX-M 1:1.4 50mm 2207702 ASAHI OPT. CO., JAPAN



リコー、チノン、コシナと同じような時代のKマウント50/1.4を3本紹介したので、Kマウント本家のペンタックスの同時代の50/1.4に登場してもらう。本家の面目保てるのかな?



Pentax ME やMX用のPENTAX-Mシリーズレンズ。筒の造りの点ではMシリーズまでが良かった。ヘリコイドの感食、シッカリした絞り環のクリック。触ってて濃縮感が嬉しい。

僕が最初に使ったカメラは自宅に在ったキャノネット。自分の一眼レフが欲しくて欲しくて、遂に買ったのがリコーのXR500、付属のレンズはXR RIKENON50/2だった。家に無かった一眼レフを子供に買われたのが悔しかったのか、暫くして父が突然PENTAX MEを買ってきた。当時はAE専用機のMEは全く理解出来なかったが、付属のM50/1.4には惚れ惚れした。同じKマウントだったので、M50/1.4はチョイチョイ拝借して使って居た。写りの違いなんぞサッパリ判って無かったが、ガラスがイッパイで、コーティングや艶々でカッコイイのは子供でも判る。

今回紹介してる個体はその付属のレンズである。父は他界したので、形見になってしまった。


開放 - α7、JPEG

お猿さんはモヤモヤ過ぎる事も無く、及第点。2線ボケも強烈ではない。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

近めを開放で撮ったのは良い感じ。何処にピント合わしたのか行方不明にならない。


F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞って遠めを撮った場合、良く言えば「柔らかい」、悪く言えば「若干切れがない」。α7のEVFは切れのあるレンズの場合は実絞りF8でもピントが掴めるが、ぬるいレンズだと掴み難い。このレンズは若干掴み難い。ま、十分ではあるので、ポジティブに「柔らかい」って事で。。。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

近めを絞り開け気味の撮影はボケボケに成り過ぎずに端整。クセ玉的な面白みは無い。

僕の中でのペンタックスは尖がった所が無く、大きく破綻もせずに真面目で端整なイメージを持ってる。これと言った根拠も無く、なんとな~くの間に築かれたイメージなのだが、このレンズはそのイメージにピッタリ。大人になってからは大して使用して無いから、このレンズで築かれたイメージって事は無いハズなんだけど・・・



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22

遠景テストの方は、F5.6程度だとまだ物足らない。遠景をシッカリ撮るなら最低F8って様子だ。実使用で遠めが柔らかく感じるのは、この辺りに原因があるかも知れない。

近景のボケは中々いい。開放付近でも像は甘いが流れない。カラーフリンジもあるけど酷い強烈なパープルフリンジは無い。さほどキレが無いのに、端整な印象なのは、像が流れないからかも?

さて、同じ様な時代のKマウント50/1.4を4本続けて見て来た。30数年経ってからのベストバイは、どれかなぁ?4本の中から選べと言われれば、遠景のキレが良いチノンかな。近景を開け気味で撮るならペンタックスの方が良い。チノンの近景開け気味はユルユル。

2015年9月24日木曜日

MC COSINON-S 50MM 1:1.4 COSINA LENS MADE IN JAPAN (90600254)



リコーとチノンのKマウントの50/1.4に続いてコシナのKマウント50/1.4に登場してもらう。前者2本も当時ワザワザレンズ単体で購入しないと入手出来ないレンズだったろうから、市場での数も少なくてソコソコに希少品。コシナの場合は更にワザワザ買う人が少なそう。結果前者2社のKマウント50/1.4より、更にあまり見かけ無い。



手に持った感じでは質感はリコーやチノンに同等。若干安っぽい感じもするけど造りと云うより仕上げの違い程度。

同時代のKマウント50/1.4をざっと比較。

 名称 
 重量 
 フィルター径   最短撮影距離   絞り枚数 
SMC Pentax-M50/1.4
236g
Φ49
0.45m
8枚
XR RIKENON 50/1.4
260g
Φ52
0.45m
8枚
AUTO CHINON 50/1.4 
216g
Φ49
0.45m
8枚
COSINON-S 50/1.4
235g
Φ49
0.5m
8枚

レギュレーションで決まってるワケでも無いのに、ほぼ一緒。申し合わせでもしたのでしょうかね?時代が時代なら、本企画は「Kマウント大口径標準レンズ徹底比較!!ベストバイを探せ!」って感じの特集になりそう。


開放 - α7、JPEG

開放のお猿さん、予想より悪くない(笑)。ボケは少々ウルサイ。リコー、チノン、コシナで比較して、個人的な主観で判断した、お猿さんの好ましい順は、チノン>コシナ>リコーだな。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

遠景を絞って撮った場合、絞っても線は甘い。鮮鋭に切れては来ない。定点テストでもそれは現れて居て、解像せずにピントが甘い。実用上は問題には成らないが、嬉しくは無いレベル。


F4 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

近景を開け気味で撮ると、解像は悪いけど、汚くないので結構良い。XR RIKENON 50/1.4はこの距離で開けて使うと汚い感じがするが、MC COSINON-S 50/1.4は良くも悪くも甘い。甘美とは云わないよ。



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22

定点テストは芳しくない。絞っていっても有る程度までしか切れてこない。絞り切ってもベール被った様な写り。デジなら何とかなるけど、ポジで撮ったら残念だろうなぁ。暴れるかも?

ボケテストは面白い、この距離だと収差変動で大いにアンダーコレクションのようだ。お猿さんの撮影で現れるボケの硬さが消える。画面全部甘いけど・・・

こうしてテスト結果見ると散々な感じだが、実際の撮影ではチョット甘いのを我慢すれば、汚くないのでXR RIKENON 50/1.4よりは嫌じゃ無いかも。デジで使えばって前提ですけどね。

リコー、チノン、コシナのKマウント50/1.4を連続比較してみたワケだが、お猿さんの時と同様にトータルな印象でも、チノン>コシナ>リコーの順番。3本の中ではチノンが抜け出てる印象。さて、そこで次回は御本家のSMC PENTAX-M 50/1.4をやってみようと思う。

2015年9月9日水曜日

AUTO CHINON MULTI-COATED 1:1.4 50mm JAPAN 49Φ (C647991)



前回のRichoと並ぶ?前頭筆頭クラスのCHINON。XR RIKENON 50/1.4に続いてはAUTO CHINON 50/1.4に土俵に上がってもらいましょう。

外観、質感、作動、どれもトップブランドと遜色無い立派な造り。CHINONもRichoと同様にAF一眼レフの時代が来るまで、普及期の一角を立派に担って居たブランド。単なる安物以上の造りはしてます。80年代の一眼レフ用標準レンズの正に標準レベルな造りなんで、語る事が無い。

最終的には独自のAF一眼レフCP-9AFまで到達したけど。。。(遠い眼差し・・・)



銘板やリングの墨入れに4色も使ってる。単にコストだけを考えて居たメーカーでは無い証。

このレンズ、普段はistDsに着けて、当レンズblogのレンズ単体やカメラに装着した写真を撮って居るレンズ。そんなに物撮りに適してる理由があるワケでも無く、手近に転がってたからなんですけどね。最短は45cmと標準的だが、絞りは22まであるのでマニュアルストロボでの物撮りには、それなりに便利。因みに今回はSMC PENTAX 55/1.8での撮影。

ネットオークション等で見かけると、富岡光学製と謳われてたりしますが、さて、どうなんでしょうかねぇ??


開放 - α7、JPEG

何時もの開放のお猿さん。モンヤリしては居るが、それ程悪く無い。前回のXR RIKENON 50/1.4より上等そうな予感。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞っての撮影は無問題。切れも不足無し。XR RIKENON 50/1.4は絞ってもスッキリしない感があったが、AUTO CHINON 50/1.4は澱みがない。個人的にはコレくらいの写りすれば全くストレス感じない。


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

F2.8でシッカリ写る。F2.8が信用出来るレンズは良いレンズに分類。(個人的分類)


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

開放が甘い。どこにも切れはない。まぁ、これはこれでアリなんじゃ無い。

前回のXR RIKENON 50/1.4があまり褒められない写りだったので、AUTO CHINON 50/1.4も似たような結果を覚悟して居たが、良い方向に予想が外れた。お猿さんの撮影で感じた通りに中々良い。手頃な値段で見つけたら拾って置くのも良いかもよ。

画面全体のコントラストはXR RIKENON 50/1.4の方が高い。比べてAUTO CHINON 50/1.4は絞っても全体に薄っすらとフレアっぽくコントラスト低い。しかし、コントラストは低いが像はスッキリしてる。



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16 - F22

定点遠景撮影、ボケ撮影、どちらも、どのF値もコントラストは控えめで柔らかい。遠景を見ると実写の印象通りにF2.8で甘さはあるが端整な写りだ。変な崩れを感じない、キチンと組まれ作られてる物に感じた。

2015年8月10日月曜日

XR RIKENON 1:1.4 50mm RICOH LENS MADE IN JAPAN 52Φ (103861)



ペンタックスがユニバーサルマウントを目指して仕様公開をしたKマウントに乗っかったのがリコーとチノンとコシナ。勝手に3大セカンドKマウントメーカーと認定しているのだが、3社のKマウント50/1.4を続けて使って行こうと思う。その一本目としてXR RIKENON50/1.4に御登場してもらう。

リコーもチノンもコシナも、国内市場より低価格機の輸出が主なメーカーさんだったので、50/2や50/1.8クラスが多く、Kマウントでは50/1.4は名称違いを同一に数えると、各社一種類づつしか無いのでは無いだろうか?

これらのメーカーの出荷時のカメラにセットされてるレンズもF2やF1.8クラスが多いので、F1.4は出荷本数も極端に少ないと思える。このXR RIKENON 50/1.4も希少とまでは云わないが、中古市場でも見る機会はあまり多くは無いレンズ。



なかなかのルックス。造りは他のトップブランドと比べてもも遜色は無い。精度は知らないけど・・・

RIKENON、COSINON、CHINON、のKマウント50/1.4を入手するまでは、下手すれば3本とも中身は同じなんじゃ無いかと思いもしたが、全て入手してみれば、3本とも全く異なるレンズだったのに感心した記憶がある。昔はセカンドクラスも真面目だったと云えるのかも?

フィルムコンパクトのGRシリーズ以降、大きくブランドイメージの向上を果たしたリコーさん。低価格機のイメージが強かった頃のXR RIKENON 50/1.4の実力拝見。因みに僕の最初に買ったカメラはリコーさんのXR500ってカメラで、XR RIKENON 50/2付きだった。


開放 - α7、JPEG

開放の写りはあまり上等とは云えない。全体にモヤモヤと抜け悪く、ボケも典型的な過剰補正の2線ボケ。年代物なので、ベストコンディションと云えないだろうが、曇ってる様子もキズも無いが盛大にフレアっぽいのであった・・・

唯一、湾曲は優秀。

もう少しマシかと思ってたが、こりゃ楽しそうだ。(笑)


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

ここの所上等なレンズが続いて居たのを痛感。そうです、50/1.4クラスの開放での写りはこんなもんです。


F11 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

チョイピントを外した、、、通行人避けて慌てて撮るとこうなる・・・ 実力より若干甘いです。


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

ピント外して無くても、絞っても左程キレが良いワケではない。崩れが無くなって均一にはなっては来るが、コントラストもキレもイマイチ。使ってて余り嬉しくは無い。困りはしませんけど・・・


F5.6 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F2.8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

A様に勝手に登場頂く。怒られたら消しますよ。(笑)

白黒にしちゃえば、ボケのカラーフリンジも問題にならないし、ホワホワなフレアっぽさが良いかも。が、如何せん背景ボケが煩すぎ。2線ボケ目立たないような背景選ばないと・・・



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16



F1.4 - F2 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

遠景は開放では中心だってモヤモヤ。過剰補正レンズらしくF2.8で随分と良くなるが、開放からの比較の話で、絶対的には褒められない感じ。F8まで絞れば、像の均一性は粗改善されるが、解像は上がって来ない。

ボケは開放はリンギングも多い二線ボケ。それよりカラーフリンジが多くて鬱陶しい。F2.8でリンギングやカラーフリンジは低減されるけど、硬いのは硬い。

XR RIKENON 50/1.4褒められない結果になってしまったけど、理屈ではなくXR RIKENONは嫌いじゃない。カメラが欲しくて仕方無い時期に散々カタログで見てたからかも?